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2019/01/01(火)00:02
Superman: New Krypton vol. 1
Superman: New Krypton Vol. 1 (Superman (Graphic Novels))Geoff Johns James Robinson Gary Frank

DC Comics 2010-06-01
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■Superman: New Krypton vol. 1
■作:Geoff Johns、James Robinson、Sterling Gates/画:Pete Woods、Gary Frank、Renato Guedes、Jon Sibal、Jose Wilson Magalhaes、Jesus Merino、Pere Perez
■176ページ/カラー/ソフトカバー/17ドル99セント/ISBN:9781401223304

 ジェフ・ジョーンズ&ジェームズ・ロビンソンの主導による「スーパーマン」の大長編イベント「ニュー・クリプトン・サガ」を綴る単行本『スーパーマン:ニュー・クリプトン』の第1巻。
 地球圏に突如顕現することとなったクリプトンの都市キャンダーと、10万人のクリプトン人市民の到来による地球の混乱と、地球人・クリプトン人の狭間に立つこととなったスーパーマン、スーパーガールらの苦闘を描く。

 ちなみに『スーパーマン:ニュー・クリプトン』名義の単行本(全4巻)は、「ニュー・クリプトン・サガ」の導入となる「ニュー・クリプトン」クロスオーバー全10話+αと、スーパーマンが地球を離れニュー・クリプトン星の市民となるリミテッド・シリーズ『スーパーマン:ワールド・オフ・ニュー・クリプトン』全12話を収録したものになる。

「ニュー・クリプトン・サガ」は、導入である「ニュー・クリプトン」クロスオーバーの後は、『アクション・コミックス』『スーパーマン』『スーパーガール』『スーパーマン:ワールド・オブ・ニュー・クリプトン』の4誌で、それぞれ全く異なるストーリーを平行して展開しており、この『ニュー・クリプトン』の単行本全4巻をそろえても、それらの内『スーパーマン:ワールド・オブ・ニュー・クリプトン』の流れしかフォローできない点に注意。

 他の物語の流れは、『スーパーガール』や、『スーパーマン:マン=エル』、『スーパーマン:ナイトウイング&フレームバード』といった単行本を読んでいただきたい。


 さて、このエントリで紹介する第1巻の収録作品は、以下。

・Superman: New Krypton Special #1:表紙の通しナンバーは「1」。「ニュー・クリプトン」パート1。オリジナル・ブレイニアックとの戦い(単行本『スーパーマン:ブレイニアック』)の後日談。父親ジョナサン・ケントを失い、苦悩するクラーク・ケント、ブレイニアックを解析を進めるレーン将軍(ロイス・レーンの父親)とその旗下の組織、北極に顕現したクリプトンの都市キャンダー、再会を果たしたスーパーガールとその両親、スーパーマンの命を狙う謎の組織の背景を探ろうとするジミー・オルセン、暗躍するレックス・ルーサー……等々、今後の展開の布石が撒かれていく。


・Superman's Pal, Jimmy Olsen Special #1:通しナンバーはなし。時系列的には「ニュー・クリプトン」の前。アトラスとスーパーマンの戦い(単行本『スーパーマン:カミング・オブ・アトラス』)の際、戦いを遠巻きに見ていた謎の人物をきっかけに、スーパーマンを監視する謎の組織の存在に気づいたジミー・オルセンは、手掛かりを求め、カドモス・プロジェクト、そしてメキシコとの国境付近の町ワーパスにまで足を延ばす。しかし、その彼の前に、組織の暗殺者コードネーム:アサシンが立ちふさがる。

※コードネーム:アサシン(「コードネーム:」まで含めて名前なのだ)は、1970年代に登場したDCのごくマイナーなヒーローで、テレパシーとテレキネシスを持つ暗殺者。


・Superman #681:表紙の通しナンバーは「2」。「ニュー・クリプトン」パート2。太陽光により、スーパーマン並の力を身に着けた10万人のクリプトン人たち。地球を自在に飛び回る彼らを、世界各国は憂慮する。ワンダーウーマン、初代グリーンランタンら、スーパーヒーロー・コミュニティの代表から警告を受けるスーパーマン。一方、キャンダーシティの代表者たちはアメリカ大統領と接触する。
 作中で大統領が「スーパーガールには飛行機の貸しがある」的なセリフを口にしているが、これは、クロスオーバー『アマゾンズ・アタック!』で、スーパーガールが大統領専用機をうっかり撃墜しちゃったことに由来。


・Action Comics #871:通しナンバーは「4」。「ニュー・クリプトン」パート4(なのだが、コミック内のナンバリングはパート2と、間違って記載されている)。一部のクリプトン人が我が物顔で各国の都市部を闊歩し始めていた。事態を憂慮するレーン将軍は、レックス・ルーサーにブレイニアックの解析を進めさせ、対クリプトン人の方策を練る。一方、大統領とキャンダー代表との会見を突如ドゥームズディが襲撃する……。
 この後、『アクション・コミックス』誌の主役を務める新ナイトウイング&フレイムバードの初登場回。


・Adventure Comics Special Featuring the Guardian #1:通しナンバーは「3」。「ニュー・クリプトン」パート3。『ジミー・オルセン・スペシャル』のラストに登場した、新ガーディアンの過去の経験が語られる(『ジミー・オルセン・スぺシャル』のラストでジミーが言及していた「5時間に渡る話」の内容でもある)。新ガーディアンは、この後、『スーパーマン』誌の方でサブキャラクターとして活躍する。


 参考までに、関連するする単行本を紹介。


 クリプトン人が帰還するまでの経緯は、単行本『スーパーマン:ブレイニアック』を参照。

Superman: Brainiac
Superman: Brainiac (Superman (Graphic Novels))Geoff Johns Gary Frank

DC Comics 2010-03-09
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 ジミー・オルセンがらみの話で言及されている「アトラスとの戦い」についてはこちらを。

Superman: Coming of Atlas
Superman: Coming of Atlas (Superman (Graphic Novels))James Robinson Renato Guesdes

DC Comics 2010-04-27
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 ちなみにアトラスは、1970年代にジャック・カービィが生み出した、マイナーキャラクターで、コードネーム:アサシンと同じく、DCの読み切り誌『ファースト・イシュー・スペシャル』にてデビューした。

 この『ファースト・イシュー・スペシャル』は、新キャラクターの第1話を掲載し、読者の反応がよければ正式連載を行う、というコンセプトの雑誌になる。

 残念ながら、アトラス、コードネーム:アサシンともに連載は獲得できず、1号きりで消えていた。──コードネーム:アサシンに至っては、オリジンにページを割きすぎて、「さあ、悪人と対決だ!」という所で話が終わってしまっており、『ジミー・オルセン・スペシャル』でフォローされるまで、悪人との戦いの帰趨すら定かではなかった。

 彼らの起用は、マイナーキャラを拾ってくるのが得意なジェームズ・ロビンソンによるもの(ちなみにロビンソンは代表作の『スターマン』でもコードネーム:アサシンについて言及していたりする──初代スターマンのセリフで「1970年代にオパールシティで活動していた」と語られた程度だが)。案外、ロビンソンのお気に入りのキャラクターなのかもしれない。
  
  
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