アメリカン・コミックスの単行本を紹介していくブログ。現在仕込み中につき仮営業。
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2010/01/01(金)00:00
JLA: Zatanna's Search
JLA: Zatanna's Search (Jla (Justice League of America) (Graphic Novels))Gardner Fox Gerry Conway

DC Comics 2004-02-01
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■JLA: Zatanna's Search
■作:Gardner Fox/画:Gil Kane、Murphy Anderson、Mike Sekowsky、Carmine Infantino、Bob Kane
■128ページ/フルカラー/ソフトカバー/12ドル95セント/ISBN:1401201881

 ガードナー・フォックスが創造したスーパーヒロイン・ザターナの初登場号および初期のゲスト出演回をまとめたソフトカバー。

 ザターナは、この時期にフォックスがライターを担当していた『ホークマン(vol. 1)』第4号で初登場し、その後『ジ・アトム』『グリーンランタン』『デテクティブ・コミックス』などのフォックス担当誌に露出していくという、風変わりな手法でプロデュースされた。

 物語は、1940年代に活躍したヒーロー、ジョバンニ・ザターラの娘であるザターナが、行方不明になった父親を捜す過程で、様々なヒーローや悪の魔法使いと対面する、という話。

 収録話は『ホークマン(col .1)』第4号、『デテクティブ・コミックス』第336号(バットマン&ロビンと競演)、『ジ・アトム』第19号、『グリーンランタン』第42号、『デテクティブ・コミックス』第355号(エロンゲーテッドマンと競演)、『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』第51号を収録。
(一応念のためにいっておくと、『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』第51号で、ザタンナの探索は決着する)

 加えて、ザターラのオリジンをまとめた、ゲリー・コンウェイ&ロメオ・タンガルによる10ページの短編も収録(※『DC Special Blue Ribbon Digest』第5号[1980/11-12]に掲載されたものの再録)。

『バットマン:キリング・ジョーク』でおなじみ、ブライアン・ボランドによるカバーがいい感じ(ただし間違っても「中身もこの絵で描かれてる」と思って買わぬように)。
  
  
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2010/01/01(金)00:00
JLA: That Was Now, This Is Then
JLA: That Was Now, This Is Then (Jla (Justice League of America) (Graphic Novels))Roger Stern
John Byrne

DC Comics 2008-10-21
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■JLA: That Was Now, This Is Then
■作:Roger Stern/画:John Byrne、Mark Farmer、Joshua Middleton
■128ページ/カラー/ソフトカバー/14ドル99セント/ISBN:9781401219505


 タイトルの「That was Now, this is Then」は、「That was Then, this is Now.」という成句の言葉遊び(NOWとTHENの位置が入れ替わっている)。

「That was Then, this is Now.」の意味自体は、「それは昔の話であり、今は状況が違っている」といった意味の言葉。「昔は昔、今は今」とでも訳すべきか。――本作のタイトルは、何となしに意味合いは解るが、適切な訳語が見つからない。

 オリジナルは、『JLA:クラシファイド』誌の第50~54号に掲載されていた全5話の長編。

 どうでもいいが、『JLA:クラシファイド』誌はこのエピソードをもって休刊している。最終話のサブタイトルが「ファイナル・ジャスティス」となっているのは、そのことにかかっている。

 ついでにいっておけば『JLA:クラシファイド』は、『JLA』誌のスピンオフ・タイトルとして刊行されたオンゴーイング・シリーズ。エピソード毎にライターとアーティストが替わり、3~5号程度のスパンで中・長編を展開していくというスタイルの雑誌になっている。

 このエピソードのライターのロジャー・スターンとアーティストのジョン・バーンは、共に1980年代にマーベル・コミックス社で活躍していた作家で、スターンは『アメージング・スパイダーマン』のホブゴブリン絡みの長編ストーリーライン、バーンはクリス・クレアモントと組んでの『X-メン』と、いずれも1980年代を代表するマイルストーンを手がけている。また、『キャプテン・アメリカ』誌を、作:スターン、画:バーンの体制で(短期間だが)担当していたこともある。

 ――そもそもこの2人はアマチュア時代から親交があった模様(スターンとボブ・レイトンが主催していた同人誌にバーンが寄稿していた)。


 JLAの月面基地(ウォッチタワー)を、突如何者かが強襲する。その怪人は、強大なパワーを誇り、迎撃に当たったフラッシュ(ウォーリー)、グリーンランタン(ジョン)、マーシャン・マンハンターをただ1人で一蹴する。
 やがて、その怪人の正体が、かつて神を自称し、ジャスティスリーグ・オブ・アメリカと戦ったタイタスなる異星人の変わり果てた姿であることが判明する……。応援に現れたスーパーマン、ワンダーウーマンを手玉にとる無敵のタイタスに対抗する手段とは……?

 内容としては、かつてジャスティスリーグと戦った強力な悪人が復活し、リーグのメンバーがそれぞれの能力を駆使して対抗する、というクラシカルでストレートなバトルもの。ジョン・バーンのいかにもなアメリカン・コミックスらしいアートも相まって、非常に古き良き味わいをかもしだしている。

(個人的には、「古くさすぎる」とも思ったが、これは個々人の好き嫌いになるだろう)

 現代のリーグと再生タイタスとの戦いを描く一方で、中盤からは過去のリーグがいかにしてこの敵を倒したのか、という回想が並行して描かれていく(最終話ではページが二分されて、上段で過去のリーグ、下段で現代のリーグのタイタスとの決戦が描かれる)。タイトルの「That was Then, this is Now.」は、こうした2つの時制を扱っていることに由来するのだろう。――ただ、過去と未来のエピソードが絡み合ったり時制が混淆するわけでもないので、変に言葉遊びをせずに「That was Then, this is Now.」のタイトルでも良かった気はする。
  
  
2010/01/01(金)00:01
Justice League International vol. 1
Justice League International Vol. 1 (Justice Leagure International)Keith Giffen J.M. Dematteis
Kevin MaGuire

DC Comics 2009-03-10
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■Justice League International vol. 1
■作:Keith Giffen、J.M. DeMatteis/画:Kevin Maguire、Terry Austin、Al Gordon
■192ページ/カラー/ソフトカバー/17ドル99セント/ISBN:9781401217396

 1980年代後半のDCコミックスの看板タイトルであった『ジャスティスリーグ』関連タイトルを順に収録していく単行本シリーズ第1巻。

 今巻の収録作品は『ジャスティスリーグ』第1~6号と『ジャスティスリーグ・インターナショナル』第7号(※)

(※)この単行本に収録されているコミックは、当初『ジャスティスリーグ』誌として創刊された。が、作中でジャスティスリーグ(チーム名)が国連麾下の組織に発展したのを受け、第7号より誌名が『ジャスティスリーグ・インターナショナル』に改称された。
 なおこの後、ジャスティスリーグ・インターナショナルは、人員の増加を受けて「アメリカ支部」「ヨーロッパ支部」の2チームに拡大。これを受けて『ジャスティスリーグ・インターナショナル』誌は第26号から『ジャスティスリーグ・アメリカ』誌に誌名を変更した(『ジャスティスリーグ・アメリカ』誌と『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』誌とを混同しないように注意)。
 一般には、この時期の一連の『ジャスティスリーグ』関連誌は、まとめて「ジャスティスリーグ・インターナショナル」期と呼ばれている。そのため、この単行本のシリーズ名も、『ジャスティスリーグ・インターナショナル』で統一されている。


「レジェンズ」事件を受け、新生ジャスティスリーグが活動を開始する。一方、謎のビジネスマン、マクスウェル(マックス)・ロードは新チームの掌握を試み、暗躍を開始する。テロ組織や悪人らに事件を起こさせてリーグの活躍の機会を作りつつ、新ドクター・ライト、ブースターゴールドら、新たな世代のヒーローらをリーグに入れようとするマックスの狙いとは? 他方、異星アンゴーのメタヒューマンチームや不死者グレイマンといった未曾有の脅威がリーグの前に立ち塞がる……といった具合なあらすじ。

 この「ジャスティスリーグ・インターナショナル」シリーズは、ライターのキース・ギフェン(プロット担当)とJ.M.デマティス(台詞担当)による、オフビート&コメディタッチな雰囲気の作劇が特徴とされる。

 ただし、この第1巻の頃は、まだ雑誌の方向性をシリアス寄りに指向していたようで、このシリーズ最大の特徴であるコメディ風味は、まだ少し顔をのぞかせている程度。次巻冒頭の第8号(ジャスティスリーグ・インターナショナルの発足を受け、ニューヨークとロシアにできた支部に引っ越しをするという日常編)から、本格的にコメディのエンジンがかかってくるので注意されたし。

 今巻では、リビア風の独裁国家ビアリャの指導者や、ゴルバチョフ書記長当人が登場したり、さらには異世界アンゴーの超人たちがロシアの発電所で騒動を起こす話(第2~3号。前年のチェルノブイリ原子力発電所事故に題をとっている)などもあり、当時(1980年代後半。レーガン政権&ペレストロイカの頃)の空気がほんのりと匂ってくる。
  
  
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適当にアメリカン・コミックスの単行本を読む男。
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