アメリカン・コミックスの単行本を紹介していくブログ。現在仕込み中につき仮営業。
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2007/01/01(月)00:00
Green Lantern/Green Arrow Collection vol. 1
Green Lantern/Green Arrow Collection - Volume 1 (Green Arrow (Graphic Novels))Dennis O'Neil

DC Comics 2004-06-01
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■Green Lantern/Green Arrow Collection vol. 1
■作:Dennis O'Neil/画:Neal Adams、Dan Adkins、Bernie Wrightson、Frank Giacoia、Dick Giordano
■176ページ/カラー/ソフトカバー/12ドル95セント/ISBN:1401202241

 著名なデニス・オニール&ニール・アダムス期の『グリーンランタン/グリーンアロー』をまとめた単行本。1990年代頃に出ていた全2巻のソフトカバー版の新訂版になる(2004年刊)。

この第1巻では『グリーンランタン(vol. 2)』第76~82号を収録。序文はデニス・オニール。

 大まかに内容を説明すると、品行方正な「宇宙の警察官」グリーンランタンと、市民目線でのヒーロー活動を旨とする「労働者階級の英雄」グリーンアローがコンビを組み、人種差別や公害、青少年への麻薬の蔓延といった当時のアメリカのリアルな問題に取り組んでいく、というもの。

 ジャーナリスト出身のオニールの硬派な題材と、天才アーティスト、ニール・アダムスのダイナミックな画風が合致した、古典的名作とされる。

 オニール&アダムス期の『グリーンランタン/グリーンアロー』は、コミックブックでのリプリントや、ハードカバー版、ソフトカバー版など、様々な形でリプリントされている。とりあえず今から買うのであれば、このソフトカバー新判全2巻を買うのがいいだろう。
  

 参考のために、2000年にでたハードカバー版全1巻を。  
The Green Lantern/Green Arrow Collection
The Green Lantern Green Arrow Collection (Green Lantern - Green Arrow Series)Dennis O'Neil Dick Giordano

Dc Comics 2000-12
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 箱入りのハードカバーで、装丁も非常にカッコいいが、まあ、今では無闇な古書価格がつけられているので、買う必然性はない。内容的にもソフトカバー版全2巻を揃える方がいい(これについては第2巻の解説を参照のこと)。
  
  
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2007/01/01(月)00:00
Green Lantern/Green Arrow Collection vol. 2
Green Lantern/Green Arrow Collection - Volume 2 (Green Arrow (Graphic Novels))Dennis O'Neil
Elliot S. Maggin

DC Comics 2004-08-01
売り上げランキング : 6635


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■Green Lantern/Green Arrow Collection vol. 2
■作:Dennis O'Neil/画:Neal Adams、Dick Giordano、Bernie Wrightson
■192ページ/カラー/ソフトカバー/12ドル95セント/ISBN:9781401202306

 デニス・オニール&ニール・アダムス期の『グリーンランタン/グリーンアロー』のソフトカバー単行本第2巻(全2巻)。基本的に1990年代に出されたソフトカバー版の新装版だが、この第2巻は内容が少々変わっているので注意。

 収録作品は、『グリーンランタン(vol. 2)』第83~87、89号、それに『フラッシュ(vol. 1)』第217~219号、226号に掲載された短編を収録。序文をディック・ジョルダーノ(『グリーンランタン/グリーンアロー』当時のアダムスのインカーで、一部の号ではペンシラーも担当)が書いている。

 従来の単行本では、オニール&アダムス期のエピローグである『フラッシュ(vol. 1)』第217~219号までを収録して完結していたのだが、今回はさらにもう1本、『フラッシュ』第226号に掲載された『グリーンランタン』の短編が初収録しているのがポイント。

 この点において、この新版ソフトカバー版は過去に出たハードカバー版や、旧ソフトカバー版よりも、内容的に(短編一本分)上回っているといえよう。

 今から『グリーンランタン/グリーンアロー』を揃えようというのなら、一も二もなく、この新ソフトカバー版全2巻で揃えるべきだ。


 以下余談:

 ちなみに筆者は、オニール&アダムスの『グリーンランタン/グリーンアロー』は、ハードカバー版で揃えていたのだが(※バーゲンで安かったのだ)、「初収録の短編が収録される」という売り文句に惹かれて、この第2巻のみを購入した。

 ――そして、クダンの短編の内容が、「キャンプ中のグリーンランタンが、突然、パワーリングの制御ができなくなってヒドイ目に合う」という、他愛もない話だったことに愕然とした。

 ……いや、後悔はしてないが、「初収録」という言葉に必要以上に期待をふくらませていたことは認めよう。

 とりあえず、旧版のソフトカバーや、リプリントのコミックブックなどで『グリーンランタン/グリーンアロー』を揃えているものの、この第2巻の「初収録の短編」に心を惹かれている御同輩には、「過度な期待をするな」との忠告を残す。
  
  
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2007/01/01(月)00:00
Green Lantern Chronicles vol. 1
The Green Lantern Chronicles Vol. 1 (Green Lantern (Graphic Novels))John Broome
Gil Kane

DC Comics 2009-05-05
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■Green Lantern Chronicles vol. 1
■作:John Broome/画:Gil Kane、Joe Giella、Murphy Anderson
■160ページ/カラー/ソフトカバー/14ドル99セント/ISBN:9781401221638

 DCのソフトカバー系の新レーベル、「クロニクルズ」の『グリーンランタン』版。「クロニクルズ」というのは、その名の通り、特定のヒーローのコミックスを発表順に収録していくというコンセプトの単行本。

 初期のクロニクルズは「スーパーマン」「バットマン」の2大看板に注力して単行本化していたが、最近では「フラッシュ」「グリーンランタン」もラインナップに参加している。

 最初期の「グリーンランタン」の物語をカラーで、しかも比較的安価に読めるのがウリ(一昔前までは、この時期の「グリーンランタン」を読むには、値の張る「アーカイヴス」レーベルのハードカバー単行本しか選択肢がなかったのだよ)。

 なお、同時期の『グリーンランタン』は、さらに安価で大ボリューム、ただしモノクロ印刷の「ショーケース・プレゼンツ」レーベルでも刊行されている。「読めればいい」というのであれば、こちらを買うのもいいだろう。

 第1巻は『ショーケース』第22~24号と『グリーンランタン(vol. 2)』第1~3号を収録。

  
・以下は余談:

 現在、DCコミックスは、この『グリーンランタン・クロニクルズ』と『ショーケース・プレゼンツ:グリーンランタン』に加えて、ハードカバー版単行本『グリーンランタン・オムニバス』を刊行し、実に3系統で最初期の『グリーンランタン(vol. 2)』を単行本化している。

 全部のレーベルを買うような金と場所のある富豪ならともかく、現実問題としては、どれか1つのレーベルを選択して買わねばならず、なんというか、非常に迷惑だ。
Green Lantern Omnibus vol. 1
The Green Lantern Omnibus Vol. 1John Broome
Gardner F. Fox
Gil Kane

DC Comics 2010-11-26
売り上げランキング : 512191

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 それぞれのレーベルの特徴は以下のような具合。

・『グリーンランタン・クロニクルズ』:フルカラー、ソフトカバー。1巻ごとのボリュームが他のレーベルによりも格段に少ない上、刊行ペースも2年間で3冊と、あまり芳しくはない。ただ、他のレーベルには収録されていない作品もまとめている、というウリはある。第3巻までで、そうした「他レーベルには収録されていない話」は第3巻に1本あるだけだが、続刊がコンスタントに出ていけば、このウリはより大きくなるはず。今後に期待。

・『グリーンランタン:オムニバス』:フルカラー、ハードカバー。2010年末から刊行開始された新シリーズ。第1巻は640ページものボリュームで、『ショーケース』第22~24号と『グリーンランタン(vol. 2)』第1~21号までの24号分を一気に収録。2011年11月に、第2巻が刊行予定でこちらも624ページの大ボリューム。フルカラー&大ボリュームがアドバンテージだが、定価75ドルという価格がややネック。年1冊程度のペースでコンスタントに続刊が出れば最強のレーベルになりうる。

・『ショーケース・プレゼンツ:グリーンランタン』:モノクロ、ソフトカバー。価格が安く、大ボリュームだが、モノクロ印刷という欠点を持つ。3つのレーベルの中では最古参なため、最も多くの単行本が出ており(2011年4月末の時点で第5巻まで)、最多の収録本数(5巻で『グリーンランタン(vol. 2)』第100号までを収録)を誇る。刊行ペースが読めず、続刊が出るのかわからない、という弱点あり(はたして第6巻は出るのか……)

 ちなみに筆者は価格とボリュームをとって「ショーケース・プレゼンツ」で揃えている。
  
  
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2007/01/01(月)00:00
Green Lantern Chronicles vol. 2
Green Lantern Chronicles Vol. 2 (Green Lantern (Graphic Novels))John Broome
Gil Kane

DC Comics 2009-12-29
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■Green Lantern Chronicles vol. 2
■作:John Broome/画:Gil Kane、Murphy Anderson、Mike Sekowsky、Ross Andru他
■160ページ/カラー/ソフトカバー/14ドル99セント/ISBN:9781401224998

 「クロニクルズ」レーベル版『グリーンランタン』第2巻。

 収録作品は『グリーンランタン(vol. 2)』第4~9号。

 ヘクター・ハモンド(第5号)、トマー・レ(第6号)、シネストロ(第7号)といった、グリーンランタンの作品世界の根幹をなすキャラクターたちが初登場を飾る、重要なイシューを多数収録。

 第1巻のエントリでも触れたが、「クロニクルズ」レーベル以外にも、「オムニバス」、「ショーケース・プレゼンツ」といった他のレーベルでも『グリーンランタン(vol. 2)』の最初期のイシューをまとめた単行本が刊行されている(もう一つ、「アーカイブス」レーベルでも出ていたが、おそらく続刊は出ないだろから省略する)。

 それぞれのレーベルの特徴は、第1巻のエントリにて触れているので、そちらを参照のこと。
  
  
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2007/01/01(月)00:00
Green Lantern: Legacy
-The Last Will and Testament of Hal Jordon
Green Lantern: Legacy: The Last Will and Testament of Hal Jordon (Green Lantern (Graphic Novels))Joe Kelly

DC Comics 2004-12-01
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■Green Lantern: Legacy -The Last Will And Testament Of Hal Jordan
■作:Joe Kelly/画:Brent Anderson、Bill Sienkiewicz
■112ページ/カラー/ソフトカバー/17ドル95セント/ISBN:1401203655

 2002年に描き下ろしのハードカバー単行本として刊行された1冊。

 この前後の時期のDCコミックス社は「描き下ろしのハードカバー単行本」というフォーマットが微妙なブームになっていて、セス・フィッシャーの『グリーンランタン:ウィルワールド』(2001年)や、オルタナ系の作家たちの集ったアンソロジー『ビザロ・コミックス』などの佳作が出版されていた(いずれも後にソフトカバー版が発売)。

 それらの単行本は、割合に「通常のユニバースとはパラレル」あるいは「特定できない過去の時点を舞台としている」といった具合に、DCユニバースの世界観に影響を与えない位置づけであったのだが、例外的に本作『レガシー』では、当時の『グリーンランタン』の物語の展開に強い影響を与える、とある事件が起きている。

 ――当時『グリーンランタン』のファンだった(今もファンだが)筆者は、毎月のオンゴーイング・シリーズを熱心に集めつつも、これらハードカバーは「大概において、正史ではなくパラレルだから」という理由で無視していたのだが、後にオンゴーイング・シリーズ上で「この件に関しては、『レガシー』を参照」などという注釈を見つけて、非常に当惑した記憶がある。


 本作の主人公は、かつてグリーンランタンのサイドキックだったトム・カルマク(パイフェイス)。

 かつてカルマクが心から信じ、彼のようになりたいと夢見ていたハル・ジョーダン。その彼の狂奔と死(単行本『グリーンランタン:エメラルド・トワイライト&ニュー・ドーン』と『ファイナル・ナイト』を参照)は、カルマクの心を深く深く傷つけた。その結果、彼は人生を見失い、情熱をも失っていった。

 妻子と別れ、仕事を次々に首になり、稼いだ日銭で酒におぼれ、永遠に完成しない「グリーンランタン事件簿」の原稿に埋もれる……そういった荒んだ生活が、いまやカルマクの日常となっていた。

 そんなある日、カルマクの元に「修理しろ」とだけ書かれたジョーダンの遺言状と共に、ジョーダンの子供マーティン・ジョーダンが現れる。“一体何を修理しろというのか?”自問するカルマクの前に、突如、暗黒のランタンマークを胸に着けた巨人、ダークランタンが顕現する。

 ダークランタンが巨大な鎌を振り上げたその時、カルマクはマーティンから、グリーンランタンのパワーリングを手渡される。緑色のエネルギーの奔流が、2人とダークランタンを飲み込んでいく……。これが、“修理すべきもの”を探す、マーティンとカルマクの旅の始まりだった。


 本作は時系列的には、『デイ・オブ・ジャッジメント』の後、ジョーダンが復讐の精霊として活動している時期(本作のラストにも少々スペクター・ジョーダンが登場する)。

 本作で起きたとある「事件」(ぼやかすのが面倒になってきたので書いてしまうが、『グリーンランタン』第0号で破壊された惑星オアが、この単行本で復活している)の後、オンゴーイング・シリーズ『グリーンランタン(vol. 3)』第150号で、カイル・レイナーの手によってセントラル・パワーバッテリーとガーディアンズ・オブ・ジ・ユニバースが復活。
 これらが数年後の『グリーンランタン:リバース』を経て、グリーンランタン・コァ復活への布石となる。

 大まかに書くと、

 エメラルド・トワイライト(ジョーダン狂奔)
  ↓
 ゼロ・アワー(ジョーダン、完全にヴィランに)
  ↓
『グリーンランタン(vol. 3)』第0号(惑星オア破壊)
  ↓
 ファイナル・ナイト(ジョーダン死亡)
  ↓
 デイ・オブ・ジャッジメント(ジョーダン、スペクターに)
  ↓
 本作(オア復活)
  ↓
『グリーンランタン(vol. 3)』第150号(ガーディアンズ・オブ・ジ・ユニバース復活)
  ↓
 グリーンランタン・リバース(ジョーダン復活)

 といった具合。

 また、『エメラルド・トワイライト』にて死亡したキロウォグが蘇生するのもこの『レガシー』でのこと。当初は蘇生は不完全であったが、後に『グリーンランタン(vol. 3)』内のエピソードにて、彼の母星の地獄に引き込まれるもののカイル・レイナーの援助で帰還し、元の肉体を取り戻している。

『グリーンランタン』シリーズの熱心なファンならばおさえておくべきマイルストーンであると共に、シナリオ・アート共に優れた作品。アート的には、ブレント・アンダーソンの手堅いアートに躍動感をあたえているビル・シンケヴィッチのインクが面白い効果を上げている。モノローグを多用せずに、表情でキャラクターの心情を充分に描いている点もいい。

 クライマックスのカルマクとジョーダンの理解と和解のシーンは、何度見返しても涙の出てくる、暖かいシーンだ。
  
  
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2007/01/01(月)00:01
Green Lantern: Baptism of Fire
Green Lantern: Baptism of Fire (Green Lantern Series)Ron Marz

DC Comics 1999-03-10
売り上げランキング : 638961


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■Green Lantern: Baptism of Fire
■作:Ron Marz/画:Darryl Banks、Paul Pelletier、Romeo Tanghal
■197ページ/カラー/ソフトカバー/12ドル95セント/ISBN:1563895242/絶版

『グリーンランタン(vol. 3)』より、5代目グリーンランタン(カイル・レイナー)初期の名作ストーリーライン「ヒーロー・クエスト」を中心に収録した単行本。

 まだヒーロー稼業に不慣れなカイルが、ドナ・トロイ、3代目フラッシュ、バットマン、キャプテン・マーヴェルらと出会い、少しずつヒーローとして成長していく様が描かれる。

 収録は、『グリーンランタン(vol. 3)』より、第59号(ドナとのクリスマスエピソード)、第66~67号(3代目フラッシュと競演)、第70~75号(「ヒーロー・クエスト」)。

 タイトルの「Baptism of Fire(砲火の洗礼)」は、「新兵(若者)に成長を促す試練」を意味する慣用句。

 2011年4月現在、DCコミックス社の公式サイトでは絶版扱い。初版が1999年という、案外に古いTPBでもあるので、ネットショップなどでも見かけない。

 しかし、もしあなたがカイルが好きで、いずこかで定価前後で見かけたなら、強く購入をお勧めする(Amazonマーケットプレイスでプレ値で買うのはすすめない。――そうまでして欲しいなら、単行本ではなく、コミックブックのバックナンバーで揃えるべきだ)。
  
  
2007/01/01(月)00:02
Green Lantern: In Brightest Day
Green Lantern: In Brightest Day (Green Lantern (Graphic Novels))John Broome
Gil Kane他

DC Comics 2008-11-04
売り上げランキング : 96008


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■Green Lantern: In Brightest Day
■作:John Broome、Alan Moore、Ron Marz他/画:Gil Kane、Dave Gibbons他
■192ページ/カラー/ソフトカバー/19ドル99セント/ISBN:9781401219864

 現行の『グリーンランタン』のライター、ジェフ・ジョーンズ自らが編纂した名作選集。各作品の頭には、ジョーンズ当人による解説があり、それぞれの作品の要点・意義を簡潔に語っている。

 カバーイラストは『グリーンランタン(vol. 3)』第150号の表紙を飾ったジム・リー画のイラストの流用。
  
 収録作品は、

・『グリーンランタン(vol. 2)』第7号:シネストロ初登場話。

・『グリーンランタン(vol. 2)』第40号:『グリーンランタン』誌上では初の初代グリーンランタンとの共演回(※2人のグリーンランタンの初対面は、この以前の『ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ』第21号)。クロナ初出。ガーディアンズの過去に初言及

・『グリーンランタン(vol. 2)』第59号:ガイ・ガードナー初出。

・『グリーンランタン(vol. 2)』第188号:スティーブ・エングルハートによる新体制の第1回。ジョン・スチュアートが正式にグリーンランタンとなる(またこの号は、ジョーンズが初めて買った『グリーンランタン』のコミックブックでもある)。

・『スーパーマン(vol. 1)』第247号:ガーディアンズがゲスト出演。

・『グリーンランタン(vol. 3)』第51号:カイル・ライナーが正式にグリーンランタンとして活動を開始した号。

 それに、『グリーンランタン(vol. 2)』第162、173、177、182、183、188号と季刊誌『グリーンランタン・コァ・クォータリー』に掲載された「テールズ・オブ・ザ・グリーンランタン・コァ」の短編、さらには『テールズ・オブ・ザ・グリーンランタン・コァ・アニュアル』第2号掲載のアラン・ムーア作の短編「タイガース」を収録。
 
 本単行本に収録されているアラン・ムーアの「タイガース」は、現行のジェフ・ジョーンズの『グリーンランタン』のイメージソースの1つである重要なエピソードになるのだが、元のコミックブックは無闇なプレミアが付いているため、ここで手軽に読めるのはありがたいところ。

 ジェフ・ジョーンズの『グリーンランタン』を契機に、過去のグリーンランタンの物語に興味を持った人は、まずはこちらを買ってみるのもいいだろう。

 ――なお現状、収録作品のほとんどは、他のTPBにも収録されているのだが、『スーパーマン(vol. 1)』第247号や、『グリーンランタン(vol. 2)』第188号の本編(※)など、この単行本以外に収録される見込みがない作品もあるのが悩ましい。

(※)『グリーンランタン(vol. 2)』第188号は、本編よりもむしろ巻末に掲載された「テールズ・オブ・ザ・グリーンランタン・コァ」の短編の方がメジャーで、あちこちの単行本に収録されている。――この短編を、アラン・ムーアが書いているからだが。

 ついでにいえば、この単行本に収録されているムーアの短編2本(「タイガース」と『グリーンランタン』第188号収録の「モゴ・ダズント・ソシアライズ」)は、こちらの単行本にも収録されている。ムーアの短編が目当てであるならば、むしろこちらの単行本を買うのもいいかも知れない。

DC Universe: The Stories of Alan Moore
DC Universe: The Stories of Alan Moore (DC Comics)Alan Moore

DC Comics 2006-01-04
売り上げランキング : 109764


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2007/01/01(月)00:02
Green Lantern: The Greatest Stories Ever Told
Green Lantern: The Greatest Stories Ever Told (Green Lantern (Graphic Novels))Various

DC Comics 2006-08-30
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■Green Lantern: the Greatest Stories Ever Told
■作:John Broome、Dennis O'Neil、Len Wein、Geoff Johns他/画:Gil Kane、Neal Adams、Darwyn Cooke、Dave Gibbons他
■192ページ/カラー/ソフトカバー/19ドル99セント/ISBN:1401209610

 古参キャラクターの過去の名作を収録した選集「グレーテスト・ストーリーズ・エバー・トールド」シリーズのグリーンランタン版。ただし無数にいるグリーンランタンのうち、ハル・ジョーダンが主役のコミックに絞った傑作選であるのでご注意を。

 カバーはアレックス・ロス。

 ……というか、近年に出た「グレーテスト・ストーリーズ・エバー・トールド」の単行本は、ロスが描いたグッズ用版権イラストの流用がお定まりとなっており、本単行本もそれにならう。なおこのイラストは、トリミングを変えて表紙、本体表紙、裏表紙にも使い回されている。……良くいえば、各単行本のイメージが統一できて良い、のではなかろうか。

 収録作品は、

・『ショーケース』第22号:グリーンランタン初登場号。この手の選集では定番か。

・『グリーンランタン(vol.2)』第1号:オンゴーイング第1話。ガーディアンズ初登場。

・『グリーンランタン(vol.2)』31号:ランタンがパワーリングを1ドルで大安売りしている表紙で有名。

・『グリーンランタン(vol.2)』74号:vs.スターサファイア&シネストロ!

・『グリーンランタン(vol.2)』87号:邦訳もされたジョン・スチュワート初登場回。

・『グリーンランタン(vol.2)』172号:レン・ウィーン&デイヴ・ギボンズ体制第1回。宇宙で単身赴任をしていたハルが、地球に戻るため、ガーディアンズの審理を受ける。

・『グリーンランタン(vol.3)』第3号:ハルvs.ガイ!

・ミニシリーズ『Flash & Green Lantern: the Brave & the Bold』第2号:ブラックハンド&ミラーマスターvs.グリーンランタン&フラッシュ&...キッドランタン!?

・『Green Lantern Secret Files & Origins 2005』:同号に掲載されたジェフ・ジョーンズ&ダーウィン・クックの「フライト」を収録。この作品は邦訳版『グリーンランタン:リバース』にも収録。


 大きなお世話かも知れないが、個人的にはタイトルの「グレーテスト」という語にあまり期待したり身構えたりせず、「各時代ごとの佳作を集めた本」程度に捉えて読むことをお勧めする。――これは、他の「グレーテスト・ストーリーズ・エバー・トールド」にも言えることだが。
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TPBman

Author:TPBman
管理人:TPBman
適当にアメリカン・コミックスの単行本を読む男。
紹介する本の嗜好の片寄りは人間性の片寄りの現れ。
キメ台詞「伏せろ! 煙は上に流れるんだ!」

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