アメリカン・コミックスの単行本を紹介していくブログ。現在仕込み中につき仮営業。
--/--/--(--)--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009/01/01(木)00:00
Iron Man: Director of S.H.I.E.L.D.
Iron Man: Director of S.H.I.E.L.D.Daniel Knauf
Charles Knauf
Roberto De La Torre

Marvel 2007-08-29
売り上げランキング : 3211


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



■Iron Man: Director of S. H. I. E. L. D.
■作:Charlie Knauf、Stan Lee、Jim Shooter、David Michelinie
■画:Roberto de la Torre、Jack Kirby、Sal Buscema他
■144ページ/カラー/ソフトカバー/14ドル99セント/ISBN:9780785122999

 収録作品は『アイアンマン(2005)』第15-18号、それに『ストレンジ・テールズ(1951)』第135号、『アイアンマン(1968)』第129号。

『シビルウォー』事件(『アイアンマン(2005)』第13-14号とタイイン)の結果、シールドの司令官に就任し、図らずも強大な権力を手にすることとなったトニー・スターク=アイアンマンの新たな日常を描いていく物語。

 ナノマシン「エクスターミス」を体内に宿し(『アイアンマン(2005)』第1-6号での話)、超人的な能力を身につけたスタークは、シールド特務部隊(スターク社製のアーマーを装備)を率い、数々のカウンターテロ作戦を成功に導いていく。

 更にシールドの福利厚生(ヘリキャリアー内に育児施設を!)を充実させ、画期的な経費削減をもたらしていくスタークに、古参シールド隊員ダムダム・デュガンは、「スタークは会社を経営しているかのようにシールドを動かしている」と指摘し、また作戦の成否がスターク個人の能力に頼ったものであることを危険視するが、スタークのやり方によってシールドが効率よく機能していることは否定できない事実だった。

 エクスターミス事件に関与していたことで、スタークの監視下に置かれていたマヤ・ハンセン博士、それにサル・ケネディ博士(いずれも『アイアンマン(2005)』第1-6号の「エクスターミス」ストーリーラインで初登場の新しいキャラクター)という2人の優秀な科学者をアドバイザーとして迎え入れたスタークは数々のテロ事件の背後に高いテクノロジーを持った何者かが存在していることを掴む。

 一方、一連のテロに関与する男ナジーブは、モンゴルにある精神病院を訪れていた。そこに収監されていた身元不明の初老の男に、ナジーブはとある品物――10個の“指輪”――を差し出す……。

「アイアンマン:ディレクター・オブ・シールド」編の序章。物語はこの後、単行本『アイアンマン:ホーンテッド』(『アイアンマン(2005)』第21-28号、アニュアル第1号を収録)に続く。

 個人的な意見をいわせてもらえば、この単行本の『アイアンマン(2005)』の収録作はわずか4号分に過ぎず、後半約50ページは、過去作品の収録と、ライター、アーティストへのインタビュー、『マーベル・オフィシャル・ハンドブック』のアイアンマン、シールドの項目の再録といった記事で埋められているのが、ちょいと不満。

 想像してみて欲しい。単行本の真ん中へんで「話的に盛り上がってきた!」と思った所でいきなりリプリントが始まるのだ。……実に、消化不良もはなはだしい。なので、この本を買おうという方におかれては、上記の『ホーンテッド』を一緒に買っておいた方が、精神衛生上よろしいかと思う。

Iron Man: Haunted
Iron Man: HauntedDaniel Knauf Charles Knauf Roberto De La Torre

Marvel 2008-07-02
売り上げランキング : 3184


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 ちなみに『ディレクター・オブ・シールド』(第15-18号収録)と『ホーンテッド』(第21号以降を収録)の間の『アイアンマン(2005)』第19-20号は、「ワールド・ウォー・ハルク」イベントとタイインしており、「ディレクター・オブ・シールド」編の物語にはあまり関連性がない。

 こちらの単行本に他の「ワールド・ウォー・ハルク」タイイン・タイトルと共に収録されているので、「号数をとばして読むのは落ち着かない」という方は、『ホーンテッド』の前にこいつを読んでおくのもいいだろう。

World War Hulk: X-Men
World War Hulk: X-Men (Incredible Hulk)Christos Gage Robert Kirkman Daniel Way Dan Slott Stefano Caselli

Marvel 2008-05-28
売り上げランキング : 67446


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 収録タイトルは、『アベンジャーズ:イニシアティブ』第4号、『イリディーマブル・アントマン』第10号、『アイアンマン』第19-20号、『ゴーストライダー』第12-13号、『ワールド・ウォー・ハルク:X-メン』第1-3号。この本の中では、個人的には「アイツが本気を出せばハルクすら余裕」な中二病設定が明かされる『ゴーストライダー』第12-13号が割と好き(クロスオーバーのタイインでしかない話で、物語の主役兼ラスボスであるハルクに“勝てちゃう”設定を持ち出しちゃうのが良くも悪くも「どうかしてる」)

 最後に、この単行本の巻末に収録されている2本のリプリントについて。

『ストレンジ・テールズ(1951)』第135号は、同号に掲載された「ニック・フューリー:エージェント・オブ・シールド」の連載第1回の再録。シールドという組織が初めて登場した記念すべき号で、ジャック・カービィによる奔放なアートが素晴らしい。

Nick Fury: Agent of Shield
Nick Fury: Agent of ShieldMarvel Comics

Marvel 2000-08
売り上げランキング : 437229


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 こちらは、『ストレンジ・テールズ』での連載の好評を受けて創刊された独立誌『ニック・フューリー:エージェント・オブ・シールド』の再録単行本。『アイアンマン:ディレクター・オブ・シールド』の単行本の表紙は、このジム・ステランコによるカバーアート(『ニック・フューリー:エージェント・オブ・シールド』第4号の表紙)へのオマージュ。


『アイアンマン(1968)』第129号は、『アイアンマン』にニック・フューリーがゲスト出演した回の再録。国家安全保障のためにシールドがスターク・インダストリーの株式を買収しようとするという、緊張感溢れる開幕がいい。
 というかこの話は、アイアンマンの著名なストーリーライン「デーモン・イン・ア・ボトル」(『アイアンマン(1968)』第120-128号)で言及されていた、「シールドによるスターク・インダストリー買収」の伏線が決着する話なので、単行本『デーモン・イン・ア・ボトル』を読んで、「この続きはどうなるんだ?」とかモヤモヤを抱えていた読者は、この話を読めば、少しは溜飲が下がる……かも知れない。

The Invincible Iron Man: Demon in a Bottle
The Invincible Iron Man: Demon in a BottleMichelinie David Michelinie

Panini Books 2010-09-01
売り上げランキング : 78505


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

スポンサーサイト
プロフィール

TPBman

Author:TPBman
管理人:TPBman
適当にアメリカン・コミックスの単行本を読む男。
紹介する本の嗜好の片寄りは人間性の片寄りの現れ。
キメ台詞「伏せろ! 煙は上に流れるんだ!」

月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント

最新トラックバック

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
7157位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1311位
アクセスランキングを見る>>

FC2ブログランキング
検索フォーム

RSSリンクの表示
 | T. P. B. (Those Pleasant Books)TOPへ | 
Designed by DAIGO / Material by ARCHIMIX
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。